れっぽんブログ

「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで自分もできると思って代表と一緒に起業!→全く事業が当たらず、とはいえ投資家や顧客をはじめ多くの人を巻き込んだので、なんとか成果を出したいともがく日々を綴ります。

同じ意見でも人によって通る、通らないが異なる理由

私の上司(以後、Aさん)を見ていてふと面白いことに気がついたのでまとめる。

 

Aさんは人の背景や立場を鑑みた上で、誰の意見が適切かを判断している。

 

もちろん言っていることの正しさも踏まえはするが、それよりも人の背景・立場を重視する。それを踏まえた上で意見を聞くに値しない人には意見を求めなかったり、意見を述べていても意思決定の参考にしない。

 

例えば以前、Aさんのアイデアに対して自分と顧客がほぼ同じ意見をを言っていたことがある。そのアイデアとは、潜在顧客に対して自社製品を導入してもらうために、顧客を現状を否定し、攻撃するような表現のマーケティング施策を行い、顧客の考えを改めさせ導入を促すと言う突拍子もないものだった。

 

 

私はこのアイデアに対して、企業を攻撃することになり、絶対に導入されないどころか、自社も批判を浴びることになるからやめてほしいと伝えた。しかし、Aさんはこれくらいセンセーショナルにやった方がいいと言って譲らなかった。

 

ちょうどその時、Aさんがサービスの導入検討中企業の部長と食事に行く機会があり、同様の内容を相談した。部長の意見としては、攻撃的な方法は良くない。何よりそんな表現で否定されたら製品を導入しようと言う気持ちも薄れる。迷惑にもなるのでやめた方がいいというものだった。

 

これを聞いてAさんはこのアイデアを止めることにした。言い方や表現は、私と取引先の部長で多少は違ったとは思うが大筋の主張は同じだ。私と部長で大きく違ったのは立場だ

 

Aさんにとって私は同じ会社の従業員、部長は見込み顧客。

 

Aさんの立場で穿った考えをすれば、「社内の人間は新しいことをするのが面倒だと思っている。だから表面上は別の理由で反対している」とも捉えられる。逆に部長は導入検討中であるため、潜在顧客がどのような考えを持っているか肌感覚として近いものを持っている。

 

このような背景を鑑みて、Aさんは部長の意見を採用して攻撃的なマーケ施策を行うことをやめた。

 

今回は部長に相談できたので良かったが、私だけではAさんを止めれなかったことが非常に悔しかった。私はAさんの考えを変えるためにどのように立ち振る舞えば良かったんだろうと自問自答した。

 

考えて出た結論としては、

 

まずは聞く姿勢を正す。

次に許容できるリスクの検討する。

最後に有識者への根回し。

 

というものだった。したにまとめてみる。

 

 

1. 聞く姿勢

Aさんの意見をはじめて聞いた瞬間に「絶対これはないでしょ!」と思い、否定的な意見を一方的にぶつけていた。そうしてしまうぐらい良くないアイデアだったのだが、Aさんからして見れば、自分が良いと思った意見をましてや部下に全否定されれば、良い気はしないだろう。

ここで自分がとるべき姿勢としては、絶対ないと思いつつもフラットに意見を聞く。その後に、質問形式で問いかけてAさん自身に問題に気付いてもらえるように仕向ければ良かった。最低でも自分の意見を言った後に「〜という部分では見込み客をなくすことにも繋がるがそれについてはどう思いますか?」ぐらいは付け加えれば良かった。

 

自分の意見が強く否定されればされるほど、それが正しかったとしても心情的には聞き入れにくくなると思う。それは私だってそうだと思う。

 

2. 許容できるリスクの検討

意見が対立した時にどうしてもやるというのであれば、リスクの検討をする。今回のように信用をなくすとか、キャッシュを大幅に失うとかでなければ実行して学ぶのも手だと思う。もしかしたらうまく行くことだってあるかもしれない。

 

3. 有識者への根回し

私の意見を聞いてくれず、尚且つリスクがある場合には、Aさんがこの人から言われたら納得するであろう人に予め根回しをしておく。そして頃合いを見計って、その人に相談を持ちかけるよう促す。最良なのはAさんが〜さんに相談してみようと言った瞬間に手を回すことだ。むしろ相談するように仕向ければ、相談相手も有識者なので馬鹿なことは言わないと思う。Aさんが有識者に相談するように仕向けるだけでここは良いと思った。